Ⅱからの続きです、電源トランスと他に注文した部品が届きました、接続して火入れしました。
すべてキット部品で組み立てています、昔懐かしき真空管の灯です、赤が良く出るカメラなので、焼けているように見えますが肉眼ではわずかな光です。
エージングも兼ねて1時間くらい鳴らしてみました、出力はTDA7297です 。
けっこうフラットに音が出ています、特にこもるとか耳につくような音はありません、手を入れなくても十分これで使えるようです。(カップリングだけは後でフイルムコンに替えてみます)
管球に触ってもほんのりと温かい位です、実測でB電圧が+34.25Vと-34.25Vとヒーターが少し高い13.71Vです。
管球も電球のようなものですので、電圧が高いとフィラメントの寿命が短く、突入電流に耐えきれずスイッチを入れた途端プツンてなこともあります。
電源トランスは 豊澄電源機器株式会社の HT-123です、パワーにも使えるよう3Aタイプを発注しました。
110V端子があるのでヒーター電圧を考えて110Vに切り替えています、あとでこれを付けたいと思います。
ヒーターの半波整流回路の部品を外して外部電源を繋ぎます、フイルムコンと音量ボリュームA型に替えました。
基板が 両面スルーホールと内部が貫通して、両面から半田付け出来るタイプで半田が取れにくいです、必ず半田吸い取り器が必要です。(VRは特に)
リップルのことを考えてヒーター回路を共通アースから切り離しました、パターンはカッターで切断しました。
これはLM317を使った 電圧レギュレーターです、自分で回路を組むより安いと思います、TDA7297の電源は別の安定化電源に接続していて、そこからヒーター用電源にLM317を使いました、12.6Vで調整しています。
これで仮音出ししました、カップリングをフイルムコン(同じ容量1μFで替えてます)にしたせいか低音が圧倒的です、少し出すぎの感があります、分離できなくてもたついています。
真空管プリを外してTDA7297のみで聞くと、荒削りの荒々しい音になり低音はしっかりしています。
接続を変えたりしているうちにだんだんこなれて、エージングと言うのでしようか低音がしっかりしてきました。(エージングは必要です)
ガラス管の中で電子が飛んで増幅されて音が出てくる、、、感慨深いものがありますね。
最終的には3Aの電源トランスで一つにして、ケースに入れて組み上げたいと考えています、ケースが中々手強そうですがこんなのをイメージしています。
ペイント3Dで書きました、ケース加工が苦手でこれで挫折しなければよいのですが。
Ⅳへ続きます。
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