修験道が野外で行う護摩の事をさすようです、越後川口でも毎年この日に護摩供養を行っています。
話には聞いておりましたが見に行ったのは今日が初めてでして、専門用語の分からない所はネットで検索して書き込んでいます。
萬覚院の本堂前に装束の修験道者が数人で、法螺貝を吹き鳴らして出立の準備をしておりました。
寺院の紹介の中に一年の行事が書かれていました、十月二十八日秋季大祭(柴燈護摩火生三昧)
そして次のページでは萬覚院の信仰/歴史に大祭の、私は奇祭と題しましたが解説されています。
六根清浄 六根清浄 と連呼して行列で歩いて、道場と呼ばれる会場に到着しました。
そこに縄で張った結界の入り口を、御経と山伏問答から法螺貝を鳴らし宝剣で切断、道を開きます。
満覚院住職を先頭に祭壇に進み入り、いよいよこれから儀式の始まりです。
まず最初に法弓の作法で道場の四方上空に向けて矢が放たれ五大神龍王の降臨を願う、とある。
次に法斧作法で調べると、護摩壇に向かって正面から斧が振り下ろされ護摩の薪が清められる。
法剣作法です、護摩壇に向かって縦横に刀が斬られ、微かに残る邪悪の一切が除祓される、とある。
いよいよ護摩壇に点火作法です、松明に浄火の灯から点火。
点火され白煙が一直線に上空へと昇ります、徐々に白煙から炎に変わり燃え盛ります。
その炎に。萬覚院住職の祈願、不動明王に諸願の成就を祈り。護摩木が投じられる。
さてそれからが大変です、上半身裸の若住職が湯加持行を行います、
煮え滾った湯を笹の束で自身の体に振りかけ所願成就を祈念します。
なんとその煮え滾る湯釜の中に笹の葉ごと入ってしまいました、釜の中に座りなにか唱えています。
さらに修験者の方が下に燃える物を入れて炎が強く燃え盛ります。
湯釜の行が終えると火渡りのようです、先ほどの護摩壇の残り火の周りを回り始めました。
護摩壇に細木がくべられて 赤々と燃え盛る炎の中へ剣を振りかざして飛び込む修験者。
何事も無かったように炎から出てきて盛塩に足を入れていましたが、近くでは焼ける匂いが。
その後には萬覚院住職が御清めの塩をして、修験者から順に火渡りを、最後に一般人も。
無病息災を願いながら燃え跡を素足で渡る信者・参拝者でした。