前回からの続きです、何とか形にしましたので追記します。
やはりシャーシ加工に手間取りレイアウトに手こずり思うようにはかどりませんでした。
手元にあった200×150×40のケースをベースに使い、新たに 電源トランスの入るMB11-7-15を購入、それを組み合わせて前回の構想に近い形にしました。
ベースのシャーシを開いた画像です、前後上下半々に組み込んであります、合わせたMB11-7-15に電源トランスが入っています。
LM1875T基板2枚とスピーカー保護基板と電源整流平滑の部品を下半分底面に取り付けました。
放熱器は取り付けのスペースがなく、シャーシ放熱でも良さそうでしたが、側面にLM1875Tを配置してそこに取り付けました。
上面に6J1ラインアンプ基板とヒータ用にLM317を使った 電圧レギュレーターと電源整流平滑コンそして電源SWと音量VRです。(画像は疑似T型VR回路にする前の物です)
電源回路は12V倍電圧整流部品を外して、外部に組み立てた(左側基板)ブリッジ整流からの電源を供給しています。
片側の回路構成図です、電源トランスは手持ちの金田式オールFETプリメインアンプに使う予定の物で、このアンプ素子ではもう少し電圧の高いトランスの方が良さそうです。
音量VRは例のように疑似T型にしました、それと独立4電源ブリッジ整流で、出てくる音は前方に張り出し小気味よく3Dに定位します、音の切れ伸びは素晴らしいものです。
正面から見た画像です、真空管を中央に配置したかったのですが、中の部品の取り付け具合がうまくいかずこの位置に決まりました、ボリュウムツマミは適当なのがなくまだ付けていません、放熱器は後ろ両サイドに付いていますが画像には写りませんでした。
前作の出力にDTA7297を使ったアンプが電源トランスのケースMB11-7-15の上に余裕で乗ります、同じ6J1ラインアンプ基板を使っていても出力ICと電源の違いからか出てくる音は違います。
LM1875の方はきめが細かく音が透き通って繊細な中に力強さがあり、独立4電源ブリッジ整流が影響しているのかなと、DTA7297の方は音に厚みがあり響き音にも強さがあります、どちらも音の張り出し3D定位感と切れは素晴らしいです。
最後にデータシートからLM1875の等価回路のコピーです、こんな小さなICにこれだけの回路が入っているとは驚かされます。