先回のYAMAHA製 YDA138の音に浸っておりましたが、人とは面白いものでまだ良い音があるのではと検索をしていると、過去に絶賛のデジタル用ICでTripathのTA2020-020と言う市場に現存する限りの物しかないのをを知りました。
でもAmazonで検索すると値段もピンキリでまだいろんな商品がヒットします、 その中で価格もお安い(購入時1,349円)これだと早々注文しました。
TOOGOO TA2020デジタルアンプボード20Wx2ステレオデュアルチャンネルオーディオアンプクラスTホームシアター12V B8-002
規格はダイナミックレンジ:103 dB
チャネル分離:Hzwで-80dB
静止電流:72ma
TA2020は、クラスT集積回路ステレオオーディオアンプです。 暖かくて厚みのある音です。
注:デジタル1C配線ボードを最初に接続し、オーディオ入力、スピーカー、電源ケーブル、次に電源を接続する必要があります。
サイズ:82 x 50 x 24mm
素材:ABS
色:写真の色
- 2.出力電力:13 W + 13 W、8オーム(適切なスピーカー:10 W + 10 W 8オーム)。
- 1.供給電圧:9V-15V、推奨12V 2A
- 4.周波数応答特性:±20Hz?20KHz。 5dB
- 3.最大出力電力:20 W + 20 W 4オーム(適用スピーカー:15 W + 15 W 4オーム)
- 5.電力効率:90%
以上の説明で、商品は中華製のようで注文してから納期約2週間位かかりました。
届いたので電源とスピーカーに接続して音を聞いてみました、ドンシャリではなく音の厚みはありますが再生帯域が狭いのかなにか独特の音質です。
それと放熱器が結構熱をもちます、何か発振しているのか?測定器はテスターしかありませんので波形は見れません。
電源ON.OFFのポップノイズも盛大に出ます。
メーカーデータシートをダウンロードしました、比較すると電解コンが逆向きに付いている所があります。
付いていた入力カップリングコンデンサーが10μFと大きく+-逆向きで、それを2.2μF無極性に交換と、29ピンのCPUMPに付く1μFが+-逆向きで直しました。
それと入力の抵抗R1とR2ですが20KΩではない数値が付いていましたので、20KΩと他の抵抗も金属皮膜に変えています、それからL側のSP出力+-が基板プリントと逆表示になっています。
それでポップノイズ音は小さくなり、放熱器の熱もかなり軽減しました、音質も帯域が広がって厚みのある力強い音がします。
それでも時間が経つと放熱器が結構熱をもつので、音質や分離が良くなったと言う記事を見て、5V電源を別にすることにしました。
TA2020-020の放熱器の溝を潰してタッピングビスをねじ込んで、5V定電圧ICを取り付けて空中配線しました。
スピーカー出力のDCオフセットが左-188mVと右-89mVと少しずれているので調整用の50KΩVRを5V電源からとりました、これも空中配線してオフセットを調整し約0Vとしました。
①は音質を重視して電解コンからフイルムコンの0.1μFに、そして基盤裏にはチップコンの2.2μF薄膜高分子積層コンデンサーに付け替えています。
②は前にも説明した29ピンのCPUMPに付く1μFで+-を修正しています。
③50KΩVRからの1MΩを空中配線でICの10ピン13ピンに行く抵抗に接続、50KΩVRでDCオフセット調整しています。(これで電源OFFのポップノイズはなくなりました)
④データシートから金属皮膜20KΩに取り替えています。
⑤は5Vの平滑コン470μFをVRの下に付けました。
基盤裏の加工です、パターンカットが5ヶ所、コンデンサー追加が3ヶ所と移動が1ヶ所EMI除去フィルタを取り付け2ヶ所です。
①のカットは ①EMI除去フィルタを取り付けの為。
②カットはアナログとデジタル接地が混在しないように。(気分的なもの)
③カットもアナログとデジタルの接地位置補修のため、そしてジャンパー線で補正しています、画像のようにIC14ピンからの0.1μFフイルムコンを移動して裏付けでアナログ側に接地接続しています。
④5V電源を外部から加えるので切り離しています。
⑤は③でカットと同じくアナログとデジタル接地を切り離すためです。
②はデジタル側の接地で、28ピンへ そして20ピンから19ピンへと繋がっています。
③は③で説明したようにアナログ接地の位置補正です。
④はパスコン追加0.1μFです。
⑤2.2μF薄膜高分子積層コンデンサーです。(基板表のフイルムコン0.1μFは気分的なものです)
スピーカー出力側の画像でピンボケです、インダクターは手持ちにあった15μHを使いました、8Ωの時はCo.=0.22μFとCz=0.22uFを使いなさいとデータシートにありましたので・・・、この数値で音の出は改造前より更にスッキリと定位感のある好みの音になりました。
放熱器もここまでの部品交換で長時間電源ONでもほんのりと温かい程度になりましたし。
改造後の回路図と部品の数値をダウンロードした図面を書き換えて記載しておきます。
11ピンのMUTEはデータではグランドに落ちていますがパターンを追うと、18ピンFAULTに接続されていました、回路図書き換えました、18ピンの項目を翻訳ソフトで見ると:「ロジック高アウトプットが熱のオーバーロードを示すこと、または接地するようにアウトプットが短絡すること、または別のアウトプット」でした、意味わからん。
電源ON時のポップノイズを消すにトランジスタでスイチング回路を組んで、11ピンのMUTE端子に接続してタイムラグでポップノイズを消せるかと思いましたが、ただノイズの出が遅くなるだけで同じように出ます、ポップノイズ音はわずかなので、とりあえずスピーカーの間にリレーを入れるのは様子見します。
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その後です
5V電源の平滑コン470μFを16V100μFに変えました、電源ON時のポップノイズが改善するかと思いましたが同じでした。
(面倒なので100μFそのままです図面も直していません)
その後いつものハイブリッドアンプに仕立てました。
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