2017年10月18日水曜日

もみ殻燻炭

 自分は専業農家でもないのですが、勤めている仕事の合間に農作物を作っています。

まあ、趣味と実益を兼ねた道楽のようなものかな、先祖様が残してくれた少々の田んぼもありまして、おかげで今年も少々の出荷ができるくらいにお米が採れて、JA農協のパレットに積み上げました。


 問題は玄米にする時に出る籾殻(もみがら)なんです、今までは田んぼに運んで敷き込んでいましたが、ネットで何かの時に燻炭にする記事を見ました、今年はそれを参考に籾殻燻炭作りに挑戦です。

まず近所のガソリンスタンドから中古ドラム缶を購入して約9千円位でした。
そして燻炭器  くんたん器 はホームセンターで1千8百円でした。

 

蓋つきの中古ドラム缶ですが綺麗に塗装してあります、焼くと塗装ははがれました。
画像は組み合わせて くんたん器の中に燃える紙米袋の古いのを入れ点火した状態です。

後で色々やって行くうちに杉の落ち葉が良いのに気付きました。


籾殻を入れた状態です、最初煙突から青い煙が出て徐々に白い煙になります。






温度が上がらないと消えて煙が出なくなります、 完全に消えたのを確認したら
煙突から燃える材料を入れて、(杉の落葉や紙類など)再度点火します。



燻炭化が始まると結構煙が出ます、近所迷惑にならないような場所が必要です。
籾殻をギュウと圧しつけると煙は少し減るようですが、あまり強く押し付けると煙は減りますが時間がかかります、画像は燻炭化して嵩が減りました
籾殻を追加しておきます。


点火してから6時間、周りは暗くなりました、まだくすぶっています。
煙突を抜いて、(熱いので厚手の皮手袋をして) ドラム缶の蓋をしました。



翌日冷えたのを確認して蓋を開けて(中が真空になり吸い付いているので給油口を先に開く)燻炭になった籾殻を籾袋の古くなった袋に移します。
冷えているので再発火の心配はないと思いますが、一応雨の当らない野外に放置しておきます。
これを繰り返すこと幾日も行いました、来年はこれを畑に敷き込みたいと思っています。